ストーリー(STORY)

ストーリー(STORY)

 1941年。失踪した婚約者を追ってスペインに辿り着いた桐野舞子は、便利屋稼業を営んでいた元日本人義勇兵-岩野文忠と出会う。事情を聴いた岩野は仕事仲間のミゲル、シュルワッツとともに舞子の婚約者探しをを引き受ける。だが翌日、理由も分らないままSS(アドルフ・ヒトラー武装親衛隊)に逮捕された岩野達は、ぶち込まれた刑務所で探していた舞子の婚約者ー金子大輔と出会う。だがSSの度重なる拷問で金子は既に瀕死の状態だった。舞子が探しに来ていることを告げられた金子は安堵の表情を浮かべると、自分がやり残した仕事を岩野達に引き継いでもらいたいと言ってきた。翌日、金子の最後を看取った岩野達は北アフリカの外国人部隊へと送られてしまう。だがイギリス軍の反攻に乗じて脱走した岩野達は、フランス領ダカールへと逃げ込む。そこで岩野達は、同じくSSから逃れて来ていた桐野舞子と再会する。
 翌日、ダカール港沖でドイツ軍のUボートが鹵獲される事件が発生する。南極に向かっていたこのUボートには大量の工作機械と6体の人型重機が積み込まれていた。マニュアルに従って組み立てられたそのマシンは武装が施されていることから、重機と言うよりもむしろ兵器と言った方がしっくりくるようなものだった。